Q 私事にて恐縮ですが、私は本年6月を以て定年退職となり、その後も引き続きタイに長期滞在したいと考えております。この程新しい種類のロングステイ・ビザが設定されたと聞いたのですが、どの様な条件のものでしょうか?

A これまでのロングステイ・ビザは、いわゆる「年金ビザ」と「リタイアメント・ビザと呼んでいるものですが、条件は緩い、つまり年金月額65,000バーツ以上の証明、またはタイ国内の預金証明800,000バーツ、あるいは年金と預金の合計が800,000バーツ以上、ということだったのですが、何れも有効期限が1年で、毎年更新を行う必要があります。

新規に設定されたビザは上記NON-IMMIGRANT OおよびO-Aに対しO-Xと呼ばれ、5年+延長5年、合計10年の滞在が許可されます。但し条件は、銀行預金300万バーツ以上、あるいは預金180万バーツ+年収120万バーツ以上となります。要するに高所得者への優遇ということです。また90日レポート(連続して90日間以上タイ滞在の場合に必要な出入国管理局での届出)は他種のビザと同様、必要になります。